
栄養ニューズ
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2025年12月1日号
第70回日本透析医学会学術集会・総会開催 ワークショップ13◉透析患者のビタミン・微量元素
第70回日本透析医学会学術集会・総会
テーマ:次代に向かう褥瘡ケア
会 期:2024年9月6日(金)~7日(土)
会 場:兵庫県姫路市「アクリエひめじ」
大会長:日髙正巳( 兵庫医科大学 リハビリテーション学部 教授
発表の要点
市立湖西病院 腎臓内科の加藤明彦先生は、健常者と透析患者におけるビタミンや微量元素の摂取量を解説し、透析患者でも健常者と同量が必要だが、透析患者特有の出納バランスを修飾する因子に注意が必要とした。
産業医大病院腎センターの宮本 哲先生は、水溶性ビタミンは補酵素として重要で、透析で漏出することを指摘し、とくにビタミンB1の欠乏が臨床的に問題になるとした。
昭和大学藤が丘病院腎臓内科の溝渕正英先生は透析患者の多くはビタミンD欠乏であるとし、透析患者への大量ビタミンD投与はPTH低下に対する効果が証明されているものの、それ以外の有用性は示されていないと説明した。
医療法人社団腎愛会だてクリニック 栄養科の大里寿江先生は、透析患者への亜鉛補充の血管石灰化抑制効果に触れ、血清銅値、アルブミン値、栄養状態を考慮した亜鉛製剤投与が有用とした。
徳島大学大学院医歯薬学研究部 腎臓内科学分野の脇野 修先生は、透析患者ではセレン欠乏症のリスクがあるものの、血清セレン値測定の保険適応がなく、セレン補充を行いにくい問題を指摘した。