
栄養ニューズ
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2026年4月1日
第47回日本臨床栄養学会総会・第46回日本臨床栄養協会総会 第23回大連合大会開催 特別講演 「栄養不良の二重負荷:ライフコースを踏まえた肥満・やせの現状と課題」
発表の要点
国立保健医療科学院 生涯健康研究部 清野富久江先生は、まず国立保健医療科学院の概要、沿革に触れ、同院が担う日本の栄養に関する調査研究、栄養政策実施への貢献を紹介した。次に、肥満者ややせの割合、食品摂取量の推移を示しながら、低栄養と過栄養が併存する状態が日本でも存在することを指摘、この「栄養不良の二重負荷」は生活習慣病や要介護状態を惹起するが、社会的要因の影響が大きく、ライフコースアプローチを踏まえた幅広い取り組みが求められるとした。その上で、日本の栄養課題の解決を目的に進められている政策を示した。世界的にも栄養課題の解決が議論され、「ニュートリション・エコノミー」などのビジネス分野でも「栄養不良の二重負荷」に対する貢献が提唱されている、と紹介。「東京栄養サミット2021」で誓約された「誰一人取り残さない日本の栄養政策」に基づく「健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ」が進められていると説明した。最後にこれらの政策決定には、様々なフェーズでのエビデンス構築と政策への反映を循環させる必要があること、多様な栄養課題への対応に、あらゆる分野との連携、様々な政策に栄養の視点を取り入れる必要を訴えた。