
栄養ニューズ
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2026年3月1日
母子保健セミナー 東京会場開催 ~妊産婦の食事と栄養~
発表の要点
千葉県立保健医療大学 健康科学部 栄養学科 谷内 洋子 先生は始めに、日本では若年女性のやせ願望が強く、実際にやせている割合が高いが、肥満に比べやせの対策は十分でないと指摘。さらに、やせの女性の妊娠は、早産や低出生体重児、妊娠糖尿病の発症リスクが高まるため、妊娠前からのやせすぎ、低栄養の克服とヘルスリテラシー向上が求められるとした。やせ願望はSNSを含むメディアや母親の影響も近年の研究で示唆されており、学校や医療機関、メディアや企業等含めて、コンソーシアムで取り組むことが重要と訴えた。また、妊娠中の体重増加が少ない方が“スムーズな出産につながる”という認識を持つ妊婦も多く、正しい情報の普及に課題が見られることに触れた。2021年改定の『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針』では、2021年3月に日本産科婦人科学会が公表した体重増加指導の目安数値を推奨し、妊娠中の体重増加下限値が引き上げられていることに触れ、同指針で掲載されている「妊産婦のための食事バランスガイド」について、妊娠期に望ましい食事内容を分かりやすく説明していると紹介した。最後に、妊娠中の食事におけるエネルギー産生栄養素バランスについて、研究成果を交えながら解説し、妊婦本人と次世代の健康を考える上で栄養の重要性を強調した。