
栄養ニューズ
第515号
2026年10月号
第45回日本臨床運動療法学会学術集会 シンポジウム1「がん治療における運動・身体活動のエビデンス」
CTで分かるあなたの免疫能―免疫チェックポイント阻害薬の臨床効果と 腸腰筋インデックスの研究から―
角田 卓也(昭和医科大学医学部 腫瘍内科 特任教授)
発表の要点
昭和医科大学医学部 腫瘍内科 特任教授の角田卓也先生は、ここ10年のがん治療における画期的な成果として、免疫チェックポイント阻害薬・オプジーボがもたらした治癒効果を挙げた。オプジーボはがん細胞が巧妙に回避していた患者自身の免疫を再活性させるが、重要なのは患者自身が本来保持するがんを排除する免疫力である、として、免疫力と相関する免疫関連有害事象(irAE)の発症と筋肉量との関連に触れた。すなわち、CT撮影による大腰筋面積から得られる腸腰筋指数(PMI)とirAE発症の相関が免疫活性化の指標として有用、と解説した。