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栄養 Vol.41 No.1
2026March

Special topics 特集:「日本人の食事摂取基準2025」

【総説】 「日本人の食事摂取基準」総論における基本的な考え方

朝倉敬子
東邦大学医学部社会医学講座予防医療学分野

本稿では、「日本人の食事摂取基準」総論の基本的考え方を解説し,2025 年版での改定点と活用上の留意点を整理した。食事摂取基準は,食事由来のエネルギー・栄養素摂取量に対する包括的ガイドラインである。エネルギーではBMI が摂取量の適切性の指標とされ、栄養素では推定平均必要量、推奨量、目安量、耐容上限量、目標量の5 指標が算定される。指標ごとに意味合いが異なり、また同じ指標でも策定方法が異なることがあるため、数値のみでなく根拠となる生体指標や健康アウトカムの理解が重要である。活用においては対象となる個人あるいは集団の習慣的摂取量を把握し、食事摂取基準の指標と比較して改善点を検討する必要がある。今後も、食事摂取基準の策定に資する、日本人に関する知見の集積が求められる。

KEY WORDS ▶︎ 日本人の食事摂取基準、一次予防、指標、習慣的摂取量、食事評価