
栄養 Vol.40 No.2
2025 JUN
Essay 編集委員エッセイ
自身の栄養研究を振り返って
濵田康弘
徳島大学大学院医歯薬学研究部 疾患治療栄養学分野
「万病に効く薬はないが、栄養は万病に効く」と言われています。一方で、「薬の効果ははっきりしているが、栄養の効果は今ひとつはっきりしない」ということも言えると思います。これは栄養管理・栄養療法に関するエビデンスが圧倒的に不足していることが一因です。そこで臨床上の疑問(いわゆるクリニカルクエスチョン)に少しでも答えを見つけたいという思いで研究を行ってきました。本稿ではどのようなクリニカルクエスチョンから、どのような研究を実施し、どのような結果が得られたかについて、私が実施した研究をいくつかエッセイ風に紹介したいと思います。
KEY WORDS ▶︎ Protein-energy wasting (PEW) 、低ナトリウム血症、栄養サポートチーム、GLIM基準、Subjective Global Assessment (SGA)、Human Key Tool of Nutrition (H-KTN)