
栄養 Vol.2 No.3
2017 september
Special topics 特集:災害時の食 要配慮者・弱者の健康維持の可能性を問う
【総説】 災害時の介護食の流通の合理化と包装表示の提案
渡辺紀之
亀田製菓株式会社 お米研究所 主任研究員日本災害食学会 理事 (一社)健康ビジネス協議会 食部会副食部会長
災害時に介護食を確実に準備し被災者に届けるためには、基本的には自助による備蓄とプッシュ型の供給を中心にしながらも、各々の被災地へは、「日本災害食学会認証マーク」と「おもいやり災害食認証マーク」を段ボール及び商品パッケージに表示し、直接、要配慮者向けの特殊栄養食品ステーションにプル型で届ける方法が、介護食の流通の合理化という観点からも、最も合理的で効率的と考える。この二つの認証制度を促進するために、日本災害食学会と(一社)健康ビジネス協議会は、連携してその認知度向上に努めるとともに、製造者、流通業者、販売者がより一層各々の制度を理解し実践することが望ましい。さらに、国、地方公共団体、自主基準管理団体等の理解が必須であることから関係各位のさらなるご協力をお願いしたい。
KEY WORDS ▶︎ 表示制度 日本災害食 おもいやり災害食 特殊栄養食品ステーション 要配慮者