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栄養ニューズ 494
2025年1月1日号

第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会開催 国内交流委員会企画2 管理栄養士交流会:あなたならどう使う? 心リハ指導士認定と栄養管理

発表の要点

名古屋ハートセンター栄養科の島田晶子先生によれば、心臓リハビリテーション(心リハ)は多職種による包括的な介入がスタンダードとなり、運動と栄養の相乗効果への期待も大きい。運動処方への適切な栄養介入には、対象者の運動耐容能や活動量を理解したうえで必要エネルギーの充足やその他の栄養素の付加を検討すべきである。心リハにかかわる管理栄養士はまだ少ないが、心リハ指導士取得の知識があれば運動時におけるより適切な栄養サポートの立案が可能となる。日本心臓リハビリテーション学会では2000年に心臓リハビリテーション指導士の資格を創設し、心リハにおけるチーム医療の円滑化を目指している。本資格取得の際には病態生理の理解や疾病管理について、運動処方や栄養管理に至るまで様々な知識の習得が求められるため、指導士資格の取得はどの職種でも包括的な介入が可能となり、心リハチームとしての強みにつながるという。
島田先生は本企画の冒頭で、管理栄養士など心リハに携わる専門職の「心臓リハビリテーション指導士」取得の有効性を示し、同センターで実施しているCPX測定、管理栄養士がその測定結果を栄養面から評価する必要性、心リハにおける具体的な減塩指導として、電子式食塩センサーによる食塩摂取量評価を紹介した。管理栄養士の心臓リハビリテーション指導士取得は自らの知識向上だけでなく、患者のメリットも大きいとし、より多くの管理栄養士が取得することが望ましいとした。
後半のミーティングでは、参加者がチームに分かれて、「栄養評価、食欲評価、食事摂取量把握、食塩摂取量評価の方法」「栄養状態が安定した患者の教育で困ること、心臓リハビリテーションの栄養介入を行うにあたり障害となっていること、それを打開するために必要なこと」について話し合い、結果を発表した。