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栄養ニューズ 503
2025年10月1日号

第39回日本外傷学会総会・学術集会開催 教育講演13 救って終わりではない重症外傷 -長期予後を見据えた急性期の救急栄養療法-

発表の要点

長崎大学病院高度救命救急センターの泉野浩生先生はまず、『日本版重症患者の栄養療法ガイドライン2024』の内容に触れ、栄養評価、早期経腸栄養、プレバイオティクスとシンバイオティクスの投与が強く推奨されていること、外傷患者での経腸栄養、アルギニン強化が弱く推奨されていることを解説した。
次に、同救命救急センターの栄養プロトコルを紹介し、少量の持続投与から開始し、1日ごとの漸増、シンバイオティクスの併用などを説明した。また、便秘や下痢の場合は、状況に応じた薬剤や栄養剤の調整の実施について触れた。さらに、経口摂取開始後も、多くの例で食事が全量摂取できていないことを指摘し、その対策として、食事摂取量がある程度確保できるまでは経管栄養の併用が必要とした。