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栄養 Vol.39 No.3
2025 JAN

Special topics 特集:災害と栄養

【総説】 災害と栄養

坪山(笠岡)宜代
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所<br />
国立健康・栄養研究所 産官学連携研究センター 災害栄養情報研究室

害発生時には医療のニーズが増大する。新たな患者の発生を防ぐことが、助かった命を繋ぐため、そして健康に生活する上で重要である。そのためにも、「食・栄養」は不可欠なのである。しかしながら、災害時に後回しになりがちなのも「食・栄養」である。
災害時の食事は、おにぎりとカップ麺があれば良い訳ではない。極度のストレスや慣れない生活環境の中で、血圧は上がり、血糖値も悪化する。栄養の偏った食事が続くと、これらの健康障害をさらに悪化させる可能性がある。また、日頃から特別な食事が必要な要配慮者(乳幼児、妊産婦、高齢者、食物アレルギー患者、慢性疾患患者等)は大きく健康を損なう恐れがある。
このような災害時の栄養問題を改善するために、いざという時こそ食事と栄養の支援が必要である。

KEY WORDS ▶︎ 災害、栄養、健康、災害食、要配慮者