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栄養 Vol.40 No.3
2025 OCT

Special topics 特集:コスト管理の観点から見た栄養管理の重要性

【総説】 診療報酬からみた入院栄養管理体制の変遷

斎野容子
公益財団法人がん研究会有明病院 栄養管理部

本邦における入院患者の栄養管理は、2006年の「栄養管理実施加算」新設を契機に病棟での管理栄養士業務が拡大し、多職種協働による体制整備に発展した。その後も2010年の栄養サポートチーム加算導入、2016年の栄養食事指導対象拡大、2020年以降の早期栄養介入管理加算や周術期栄養管理実施加算、入院栄養管理体制加算など、診療報酬改定を通じて栄養管理体制の強化が図られてきた。2024年度の診療報酬改定では、栄養スクリーニングや評価の標準化が求められ、栄養評価としてGLIM基準の導入が推奨された。当院でも従来の管理栄養士病棟担当制に加えて一部の病棟では専従配置を導入し、2023年から入院栄養管理体制加算を算定している。今後は診療報酬を味方につけつつ、全例栄養スクリーニングとアセスメントを基盤とした入院栄養管理体制を構築し、質の高い栄養サポートを実践していくことが重要である。

KEY WORDS ▶︎ 診療報酬改定、入院栄養管理体制加算、入院基本料、多職種協働、GLIM基準