
栄養ニューズ
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2025年11月1日号
発表の要点
辨野腸内フローラ研究所の辨野義己先生は、女性では便秘が多く、男性では下痢が多くみられる原因を食生活の乱れやストレスと指摘した。便の約80%は水分で、固形成分の多くは腸内細菌やはがれた腸の粘膜であることに触れ、腸内細菌は約1,000種類以上あり、大腸がんなど腸内の疾患だけでなく、肥満や糖尿病、高血圧など全身の疾患とも関連し、寿命にも影響しているとした。日本人の腸内細菌の解析によって、9種類のクラスターに分類された結果を説明し、クラスター別に必要な生活習慣指導ができる可能性も紹介した。また、腸内の状態を簡単に把握できる『腸年齢チェックシート』を作成し、これを用いて判定した腸年齢と肌の調子や認知機能の関連についても解説した。肉類の過剰摂取が発がん作用を持つ腸内細菌の増加を招くことに触れ、腸内環境を整えるための「腸活」として、ビフィズス菌、酪酸酸性菌、乳酸酸性菌と食物繊維の摂取をあげた。また、便のチェックと「腸活」が、健康増進につながる可能性を示した。